2016年6月11日(土)【エンリハ2】

これまでの活動


14:00~16:30
北とぴあ 6階 ドームホール

あなただから本音が言える
患者さんと信頼関係を築くためのコミュニケーション

介護者メンタルケア協会 代表
心理カウンセラー/理学療法士 橋中今日子先生

ある脊髄損傷で四肢麻痺となった石川さんのエピソードから講演はスタートしました。
講師の橋中今日子先生は石川さんを日々担当するなかで,心を通わせようと努力し続けました。丁寧なコミュニケーションと病院全体を巻き込んでのお茶会の取り組みなどを通して,少しずつ気持ちが通じ合うようになりました。
そして,本音で語り合えたその時,ある大切な目標を教えてくれたのだそうです。エピソードの後,現場で役立つ具体的なコミュニケーションのスキルを教えていただきました。
5つのヒント
1.「どう話を聴くか」,「何を言うか」よりもどんな気持ちの状態でいるかが重要
2.話している「内容」よりも相手はどんな気持ち?心の状態は?
3.人は変わりたい!でも変えられたくない!
4.本人も自分の本音に気づいていない。言葉にまどわされない。
5.人に受け入れてもらえてはじめて変わる勇気が持てる。
そのアイディアを頂いた後に,ペアになりワークを行いました。
「あなたは大丈夫」と信頼して話をする。
枝葉のスキルではなく,人と人との関係の本質を重視した内容は,私たちの今後の現場での活動に非常に重要なものであると確信しました。
参加者37名